連載 競輪全史が語る 第7回
ミッドナイトは逃げ天国か
深夜レースの先行有利を数字で確かめる
リード
深夜のミッドナイト競輪は、昼のレースと戦い方が違うのか。発走時刻で四つの時間帯に分けて決まり手を数えると、ミッドナイトは逃げが29.2%と際立って高く、『先行有利』がはっきり数字に出た。
ミッドナイトは逃げ天国
デイ(12〜17時)の逃げ1着率が21.0%なのに対し、ミッドナイト(21時〜)は29.2%。逆に捲りはデイ33.3%→ミッドナイト29.2%と減る。ミッドナイトは7車立てが中心で、ライン数が少なく周回も短い。後方から仕掛ける距離的余裕が乏しく、先手を取った選手がそのまま押し切りやすい。
時間帯は『番組』の別名
この差は時刻そのものというより、時間帯ごとの番組(車立て・グレード)の違いだ。本連載の第3回で見た『捲りの衰退』も、ミッドナイト増が一因だった。深夜のレースを昼と同じ感覚で買うと、捲り一発に賭けて外す——時間帯は、狙うべき戦法を切り替える合図でもある。
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