連載 競輪全史が語る 第2回
33バンクは先行天国か
周長333/400/500、走路が変われば別競技
リード
「33(サンサン)バンクは先行天国」。この格言は本当か。周長333m・400m・500mの3種の走路で、279,961勝の決まり手を数えた。答えは明快——格言は正しく、しかもその効果は想像以上に大きい。
発見: 周長が67m縮むごとに、先行は強くなる
逃げの1着率は500mバンクで19.8%、400mで22.8%、333mでは28.6%まで上がる。差しは逆に52.7%→45.7%→36.8%と、周長が短いほど決まらない。自力(逃げ+捲り)の合計で見ると333mは63.2%、500mは47.3%。同じ競輪でも、走路が変わればほとんど別の競技である。
考察: 直線の長さがすべて
メカニズムは単純で、周長が短いほど最後の直線が短く、後方から追い込む余地が物理的に消える。333mの代表格は伊東・富山・松戸・小田原・防府・奈良。一方500mは宇都宮・高知・大宮・千葉で、こちらは差し・捲りの天下になる。
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